醸造中のオートクチュール・ワイン

2023年ビンテージ

Alsace Grand Cru Mambourg !!
リースリングとゲヴェルツトラミネール

白ワインは基本的に収穫して、プレスして、発酵すると言う単純な作業です。
赤ワインの方が工程が長いので、技術の影響力が高いのですが、白ワインは圧倒的に葡萄の質がワインの質に比例致します。

私のリースリングはローランと言う、クリスチャンが信用する無農薬生産者の葡萄を買って、私が作ります。
なので、収穫日決定、プレスの圧等全て私が決められるので、Binner家のリースリングとは全く味わいが変わります。

2023年9月25日(月)収穫は外気の低い午前中、午後に絞り始めますが、一昼夜かけてゆっくり絞ります(約12時間)。
出来たジュースを翌日26日に樽に移しかえ、今ゆっくり発酵してます。

次はマセラシオンです

2023年9月22日に収穫したゲヴェルツトラミネールを大きなステンレスタンクに入れ、直ぐに踏み始めました。
私が初めて作る品種、普通にプレスしようか?考えましたが、やはりマセラシオンにしよう!と決定。

毎日踏んで、9月25日にプレス。
本当はもう少し醸す事もできましたが、余り醸すより華やかさを全面に出したいので5日間で絞りました。

量が少ないので、小さな木の手動の絞り機で絞ります。
その作業は本当に大変ですが、全ての作業を1人で行えます。
だから他のワインの仕込みと違って、小さい仕込みは一から百までオートクチュール、世界に一つしかありません。
マセラシオンの様に、醸しが圧倒的に質を決めてしまう作業を、こう言う小さな仕込みは臨機応変に対応出来ます。

絞り終えた葡萄ジュースは、普通ポンプを使って樽に入れますが、私のワインはいっさい酸化防止剤を使用しないので、ポンプでワインを痛めたくないので、バケツを使って全て手で仕込ました。

時間がスーパーかかりますが、美味しくなれ❣️美味しくなれ‼️と、ワインとお話しながらゆっくり樽に移しました。