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梅酒は色々な作り方があります。6月頃収穫した青梅を蒸留酒に漬込むのが一般的な作り方です。それだけでは酸っぱいので甘い砂糖を入れますが、氷砂糖が一般的で黒糖や果糖も使用されます。
2011年つくば大学の啓太君がフランスのワイナリーで見習いとしてワイン造りをお手伝いしてくれました。帰国後、大学を卒業し無農薬食材を扱う会社に就職。そして2018年から奥様のご実家、和歌山県に引っ越し梅農家を継ぎました。そして拘りの無農薬梅栽培を始めました。この丹精込めた南高梅を可能な限り熟し、その梅を私の日本酒で漬け込んで作った梅酒です。
普通梅は青い梅を使用するのが一般的です。醸造中のリスクを避ける為です。
しかし私はこの桃のような華やかな香りをそのまま瓶に詰め込みたかったのであえて、完熟の梅を使用しました。そして使用するアルコールも、普通は度数の高い物を使用しますが、アルコール度数の低い、私の日本酒を使用しました。
ワインのようのごくごく飲んで頂きたいのと、私が醸造した日本酒は全部20度以下ので、完全無農薬に拘りかかったからです。アルコール度数が高ければ醸造中のリスクを避けられます。しかしやはり味わいに拘りたかったのです。
お陰様で白ワインとはまた一味違う美味しい梅酒が出来上がりました。瓶に注いだ瞬間から白桃の香りが立ち込め、今までの梅酒のイメージを変えてしまいます。自分でも梅の香り、味わいがここまで日本酒に染み入るとは想像しておりませんでした。これを飲んだら他の梅酒が飲めなくなりますよ。
ラベルも日本酒「順子」の書を手掛けた石川咲登子先生にお頼みして新たに「書」を書いて頂きました。その出来栄えが素晴らしいので「順子」のラベルを変更しました。新井順子が醸造・総監修の梅酒、自信を持ってお勧め致します。
拘りポイント1
無農薬のサトウキビを日本で見つける事が出来ず、ブラジルのサトウキビを使用しました。普通の梅酒の味わいより、若干ワイルド的なナチュラルな味わいです。
拘りポイント2
使用する日本酒は、勿論無農薬の山田錦。南阿蘇から茨城県に届けられ、日本酒に使用する酵母菌はフランスの私の畑のソーヴィニヨンブラン種の培養酵母で醸造した物です。全て無農薬、その為重たくない味わいですいすい飲めてしまいます。
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